2019年4月5日金曜日

レギュラーDJとしての役割について考えていること

次のアニソンマトリクスは自分がトリをやるのだが、なんとなく「トリが嫌い」という意見は多いよなというのを思い出した。

実際よく聞くし、つい最近だとyakoさんがVJ概論でアニソンイベントでトリはやりたくないというようなことを言っていたのも記憶に新しい。

アニソンイベントにおいてなぜトリが敬遠されがちかというと

・アンセムの回収
・みんなで盛り上がって終わりたいという特有の空気

という仕事量の多さとプレッシャーが原因だと思われる。
あと某店長がいうように「自由に自分のプレイをしづらいから嫌い」というような意見も上記が原因だと思う。

ちなみに俺も店長派だしあまりトリは好きではない。

しかし、逆に言うと仕事量の多さや流れの定番化というのは「考えることが少ない」ともいえる。なんというか、DJの仕事として作業感が増える。 作業というのは思考していないともいえる。

まあどうやって〆るか、というポイントは事前に決めてなかったり思い描いた流れに持っていけなかった時はめちゃくちゃ思考しなきゃいけなくなるんだけど。

そうゆう意味では、序盤やゲストの前後は考えることが多い。
レギュラーの匙加減によっていかようにも流れを作れる時間帯というのは、自由であるがゆえに難しい。

特にアニソンマトリクスというパーティーは、性質上尖った部分や個性を出していくことも非常に重要である。

有名な曲やアッパーな曲で盛り上げていくのか、ダウンテンポで落ち着かせるのか、曲や繋ぎのネタ感で笑いを取りにいくのか、ダークな曲でアンダーグラウンドにしていくのか、よりダンサブルな曲でストイックに踊らせにいくのか、マイナーな曲のよさを提案しにいくのか。

できることがたくさんあって悩ましい。

アニソンマトリクスのレギュラーに誘っていただいた理由は、尖っていて攻めたプレイが好評だったと聞いた。
なぜか4chanでは俺がそれなりに人気らしいのだが、それもおそらく上記理由っぽい。

ただ、レギュラーになってから暫くはレギュラーの仕事をちゃんとやらなきゃ!という意識が強すぎて次第に落ち着いていった。置きにいくというか、柄にもない流れをやったりとか?そもそもマトリは憧れのイベントだったから、びびってたんでしょうかね。あと単純に当時学生だった若造が社会人になって人間的に落ち着いたってのもあるかもしれない。

でもここ数年はそれじゃダメだって気づいて、ある程度攻めと守りのバランスを考えてやるようなった。まあうまくいくときもあればよくわからんことになったりもするけど。
自分に求められているプレイはなにかってことをよく考えるようになった。同じ攻めのプレイでも昔と決定的に違うのはそこかな。

具体的に言うと、「ネタの知名度は高いけどeditが攻めてる」とか、「曲は誰が聴いてもかっこいいけどネタの知名度が低い/分かりづらい」っていうような曲の使いどころとか?多分昔はそうゆう曲を前後の流れ考えずに使ってたかもしれない。

他にもいろいろあるけど、繋ぎ方もそうかな。昔は多分ある程度MIXして繋ぐことばっかりだったけど、マイナーな曲でもカットインや音数減ったところから一気にいれたりするとインパクトがあるし、逆もまた然りでロングミックスすればグルーヴ重視の流れであることをお客さんに伝えられる。

こうゆうことを適切にできるのがいいDJだって自分は思う。できるとはいってない。でも考えてはいるよ。



明日のトリ、どうしようかな。

 >みんなで盛り上がって終わりたいという特有の空気
これもなんか正直よくわからないですよね。これにとらわれる必要もないんじゃないかとか。


そういえばさとりかがフライヤー作ってくれました。いい感じですよね。
今年度はちゃんと早めの告知をこのWEBフライヤー形式でやっていきたいです。

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